SNSと生きてきた世代のわたし。
インスタグラムを開いて
海外旅行、おしゃれなディナー、
自己研鑽、習いごと、
手の込んだ料理や綺麗なお家。
そんなものを毎日見ているうちに
まるで自分もそうしなければいけないような
良い写真を撮らなければ時代の流れに乗れないような
気づいた時には自分以外の人を猛烈に意識していた。
はっとした。
中学生の頃に携帯電話をはじめて持ち、
モバゲーが流行った。
大学生になってFacebookが流行り、
インスタが流行った。
友人のつぶやきに一喜一憂することに嫌気がさし、
Twitterをやめた。
Facebookはビジネス的投稿や、自分がいかに上手く行っているかという報告の場所になっていることに疲れてやめた。
モバゲーとmixiはいつだったかわからない、
気付いた時にはやめていた。
インスタはなぜだかやめられない。
友人のアカウント、
料理上手な主婦アカウント、
お掃除上手な主婦アカウント、
イラストアカウントなど。
インスタに投稿されている写真の日常が
その人の日々のうちの、
本当に一瞬のキラキラした瞬間を切り取った一枚だとわかっていながらも
それらを見て時々落ち込んだり、もやもやしてしまうことがある。
それなのにやめられないのはなぜだろう。
結局わたしは、
SNSで友人達と繋がっていることに対して
無意識に安心しているのかもしれない。
思春期からずっとSNS世代。
初恋の人に振られた後も
SNSでその人のその後を確認していたなあ。
見なくていいものを自ら見てしまうのがSNS。
見なくていいものが目に入ってくるのがSNS。
誰のために落ち込んだり、もやもやしたりしているんだ???
無駄に気力を消費していないか?
もっと自分に焦点をあてて、
自分のことだけ考えて
自分の機嫌をとって生きていこう。
母が昔よく言ったものだ。
「よそはよそ。うちはうち。」